
本日ご紹介するのはこの一枚。
思わず胸が熱くなることがあります。
赤ちゃんがふと見せる何気ない表情に、心がぎゅっと締めつけられるような気持ちになったり、ただ見ているだけなのに涙がこぼれそうになったり。母になって初めて気づく感情って、たくさんありますよね。
写真に写っている赤ちゃんは、ふわりと浮かぶシャボン玉を、驚きと興味のまじった目でじっと見つめています。何かを話しかけるでもなく、手をのばすわけでもない。ただその小さな体全体で「わあ…」と感じている、その瞬間をまるごと写しとったような一枚です。この姿を見ていると、まるで時間が止まったかのように感じます。
けれど、実際には時間は止まってくれません。赤ちゃんは日々成長し、昨日できなかったことが今日はできるようになって、気づけばどんどん先へ進んでいきます。だからこそ、こうした“何気ないけど二度とない一瞬”を、ただ「記憶」ではなく「記録」として残しておくことが、後からどれだけ心を助けてくれるか、想像以上なんです。
育児中は本当に忙しくて、写真を撮る余裕もない日があると思います。毎日が慌ただしくて、「今日は何をしてたんだっけ?」と寝る前にふと思い出せないような日だってある。それでも、ふとアルバムをめくったときに、そこに写るわが子の姿が、「ああ、私ちゃんと頑張ってたんだな」と教えてくれたりします。「この子はこんな風に笑ってた」「この服を着せて出かけた日があった」と、小さな発見が心にぽっと火をともしてくれるんです。
特別な日でなくても構いません。よちよち歩きの時期でも、座るのがやっとの時期でも、何なら笑っていなくたっていい。泣いている顔も、不思議そうな顔も、全部が“その子だけの今”です。写真は、完璧な瞬間を切り取るものではなく、その子らしさが溢れ出る何気ない一瞬を、そっと未来に届けてくれるものだと思います。
とはいえ、自分でカメラを構えるのってなかなか難しいですよね。赤ちゃんの機嫌を見ながら、タイミングを計って、いい表情が出るまで待って…そんなことをしながらだと、ママはとてもリラックスできません。だから、プロの力を借りることには、とても大きな意味があります。スタジオノーブレムでは、赤ちゃんが自然体でいられるように空間づくりから丁寧に工夫されていて、無理に笑わせたりポーズを取らせたりすることはありません。ただそっと寄り添いながら、「その子らしい一瞬」を引き出してくれるカメラマンが、優しい空気の中で撮影してくれます。
「写真は子どものため」と思いがちですが、実は何年か経って一番救われるのは、ママ自身かもしれません。小さな足、ふっくらしたほっぺ、まだ言葉にならない声、そのすべてがいつか記憶の奥に沈んでしまったとしても、一枚の写真があれば何度でも思い出すことができます。「こんなに小さかったんだ」「この子は、私のすべてだったんだ」と、改めて心がほどけていくのです。
写真は未来への贈りものです。今日のこの時間は、明日にはもう過去になります。でも写真にすれば、その時間は“ちゃんと残る”。それはママにとっての、心の支えにもなります。スタジオノーブレムでは、そんな「未来への宝物」を、いちばん自然な形で残すお手伝いをしています。あなたと赤ちゃんだけの、優しくてかけがえのない“今”を、ぜひ写真という形にして、大切に持っていてほしいと思います。