
マタニティフォトは今、ただの“記録”を超え、ファッションとストーリーが融合した「表現の場」として確立されつつあります。
特に注目されているのが、家族とともに撮影するマタニティフォト。
命を宿す母と、誕生を待ち望む兄姉。
そんな絆を写し取るこの1枚は、今を生きる私たちに“家族という物語”を静かに語りかけてきます。
今回の写真に写るのは、淡いグレイッシュブルーのドレスを纏った妊婦の女性と、そのお腹に寄り添う愛らしい女の子。
色彩、質感、ポージング。
どれをとっても計算された美しさがありながら、それ以上に“心”が宿るフォトグラフ。
マタニティフォトの持つ新たな魅力が、ここに凝縮されています。
トレンドを捉えた“くすみブルー”のレイヤードドレス

2025年春夏のファッショントレンドにおいてキーワードとなっているのが、「トランスペアレント=透け感」と「くすみカラー」の融合。
透明感のあるオーガンジー素材を何層にも重ねたこのドレスは、まるで雲のように軽やかで、母としてのやさしさと女性としてのしなやかさを両立した1着です。
特に注目したいのが、女の子が着ているドレスとのリンクコーデ。
異なるシルエットながら、チュールの質感とカラーの統一感により、2人がまるで“ひとつの風景”のように仕上がっているのが印象的。
スタイリングにおいて、あえてすべてを揃えるのではなく、素材感や色味で「ゆるやかにリンクさせる」テクニックは、いま注目されている親子コーデ術のひとつです。
母と娘の関係性を描き出す、“感情のある構図”

フォトグラフとしての構図にも深い意図が込められています。
母は膝を曲げてリラックスした姿勢をとり、そのお腹に娘が顔を寄せることで、自然体の“温度感”が写真全体ににじみ出ています。
娘が母のお腹にそっと触れるその手には、好奇心や愛情、そして新しい命を迎え入れる喜びが宿っています。
ポージングというより“心の流れ”を感じさせる動き。
これは、ノーブレムが大切にしている「一写入魂」の思想——写真を撮るのではなく“感じる”という在り方——を見事に体現しているといえるでしょう。
やわらかな光が引き出す“時間の輪郭”

背景はあえてミニマルに抑えられ、主役となるふたりに注がれるのは、窓から差し込む自然なやわらかな光。
床に映る格子状の光と影は、まるで時間の流れそのものを可視化したかのよう。
このようなライティングは、LEDなど人工光では再現しにくい繊細なグラデーションを持ち、肌をやさしく包み込むような質感を演出します。
ノーブレムが誇る“ライティングアート”の真骨頂とも言える仕上がりです。
マタニティフォトが家族の絆を可視化する時代へ

かつてのマタニティフォトは、妊婦ひとりを中心とした記念写真が主流でした。
しかし近年は、パートナーや子どもと一緒に撮影するスタイルが増加。
そこには、“命を迎える”という出来事が、決して母一人のものではなく、“家族みんなで育むもの”であるという認識の広がりがあります。
親子フォトとしてのマタニティ撮影は、兄姉となる子どもが「家族の成長」に自然と参加することを後押しし、記録だけでなく“経験”として心に残る時間を提供してくれるのです。
「わたしたちの物語」は、こうして始まっていく

生まれてくる赤ちゃんにとって、この写真は「お姉ちゃんがあなたのことを楽しみにしていた証」。
そしてママにとっては、「あなたを宿していた時、こんなふうに優しい気持ちで過ごしていた」という想いの証でもあります。
写真は、未来への贈り物。
何年たっても色褪せず、見るたびに心があたたかくなる、そんなかけがえのない記憶として、家族の中心に在り続ける——それが、マタニティフォトが今、多くの人に選ばれている理由なのです。
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