こんにちは。スタジオノーブレムです。
――冬の朝。冷たい空気の中、ほっぺを赤く染めた我が子が、小さな草履を履いて一歩ずつ歩く。
神社の鳥居をくぐりながら振り返った笑顔が、ふいに「大きくなったなぁ」と、心をじんわり温めてくれる。
そんな七五三を、寒さなんかに邪魔させたくない。
この記事では、「寒くても快適に過ごせる冬の七五三」のために、初心者ママにもわかりやすく【防寒対策と着物コーディネート術】を丁寧にご紹介します。
冬だからこそ叶う静かな美しさ、凛とした空気の中で残せる特別な写真。ほんの少しの準備で、お子さまの大切な成長の節目が、一生の宝物になります。
なぜ「冬の七五三」が選ばれているの?
1. 混雑を避けて、ゆったりお参り・撮影
11月の神社は大混雑。写真撮影にも時間制限があったり、他の人が映り込んでしまったり…
でも12月〜1月にかけては、驚くほど静かで落ち着いた空間が広がっています。小さなお子さんでも安心して過ごせるのは、親として本当にありがたいですよね。
2. 空気が澄んでいて、着物姿が美しく映える
冬の朝は、空気に透明感があります。木漏れ日がきらきらと降り注ぐ中での撮影は、秋よりも一段と洗練された雰囲気に。
さらに、もし雪がちらついたら…? それだけで絵本の中のような一枚に仕上がります。
3. 実は旧暦では「冬の七五三」が本来の姿
旧暦の11月15日は、今の12月〜1月。だから、冬の七五三は、実は昔ながらの“本来の時期”なんです。
「時期がずれて大丈夫かな…?」と迷っていた方も、どうかご安心ください。伝統的にも意味のある時期なんです。
寒さが気になるママ必見! 着物でも暖かく過ごす工夫【完全ガイド】
寒さ対策の基本は「見えないところでしっかり防寒」です。着物の美しさを損なわず、我が子が心地よく過ごせるためのコツを、ひとつずつ丁寧にご紹介します。
✔ 肌着・インナーは“見えない防寒”がカギ
- 子ども用:ヒートテック素材の長袖肌着(Vネック・七分袖)
- ママ用:着物専用のあったかインナーや薄手のウール素材もおすすめ
首元や袖口から肌着がのぞくと台無しなので、見えにくいカットのものを選ぶのがポイント。
✔ 足元の冷え対策:タイツ&カイロのダブル使い
- 薄手のレギンス+足袋
- もしくは「足袋風ソックス+裏起毛タイツ」でもOK
- 貼るカイロは足の甲ではなく足首後ろに貼ると冷えにくく安全
お子さまが寒さでグズらないよう、足元こそ万全にしてあげましょう。
✔ 羽織り物で“防寒と華やかさ”を両立
- ファーショール(白・淡ピンク・ベージュ):王道で華やか。どの着物にも映える。
- ストールをリボン風に巻いてマフラーに:防寒しながら可愛さ倍増。
- 着物に合うダウンコートを持参:移動中だけでもあると便利。
✔ カイロは「腰」「背中」に貼るのが効果的
- お子さまの肌に直接貼らないよう、肌着の上からにしましょう。
- 低温やけどのリスクがあるので、貼るタイプは大人が管理を。
冬の七五三コーディネート|おしゃれ&防寒の両立術
◎ バブーシュカ(スカーフ)で耳まであったか+レトロ可愛い
スカーフを頭に巻くだけで、可愛い印象に。耳の防寒にもなるので風の強い日にもぴったり。
◎ レギンス+レッグウォーマーは“見えない秘密兵器”
着物の下に仕込むだけで、足元の冷えがかなり違います。寒がりさんには特におすすめ。
◎ シンプルな色・素材を選ぶのが成功の鍵
着物に合わせて防寒アイテムの色味を選ぶことで、“あれもこれも”感がなく、統一感のある着こなしに。
冬の月別注意ポイント
月 | 注意点 | ワンポイントアドバイス |
---|---|---|
12月 | 空気の乾燥 | ハンドクリームやリップクリームをポーチに忍ばせて |
1月 | 雪・風 | 滑りにくい靴と朝の撮影で風を避けて |
2月 | 気温が最も低い | レッグウォーマー+耳あてで完全防備を |
ママが忘れがちな持ち物リスト(あると安心)
- カイロ(貼るタイプ・靴用)
- 保湿アイテム(ハンドクリーム・リップ)
- 替えのタイツや靴下
- 手袋・マフラー(撮影外用)
- 小さめのブランケット
- 飲み物(ホット麦茶や白湯など)
そして、冬の七五三を迎えたママたちへ
子育てって、毎日がバタバタで、目の前のことに必死になりますよね。
でも、こうしてお祝いごとをひとつずつ迎えるたびに、「ああ、この子大きくなったな」と立ち止まることができます。
七五三は、「今ここにいる幸せ」を再確認できる、親にとっても特別な節目です。
冬の澄んだ空気の中、心から笑い合える瞬間を、私たちスタジオノーブレムが全力でサポートします。
心からの「おめでとう」を、写真に込めて。
スタジオノーブレムより