子どもの成長を祝う大切な行事「七五三」。
写真館の予約もして、着物やドレスも準備OK。
でも、ふと立ち止まってしまうのが「お参りはどこに行けばいいの?」という悩み。
「神社とお寺、どっちが正しいの?」
「みんなどうやって選んでいるの?」
「違いがよくわからない…」
そんな不安や疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、七五三のお参りについて「神社とお寺の違い」から「選び方のポイント」まで、わかりやすく丁寧に解説します。
はじめて七五三を迎えるママも、これを読めば迷わず安心してお参りできますよ。
■ 七五三のお参り、神社とお寺どっちでもいいって本当?
七五三のお参りは「神社じゃないとダメ」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
でも実は、神社でもお寺でもどちらでもOK なんです。
なぜなら、七五三は「子どもがここまで元気に育ったことへの感謝」と「これからも健やかに成長しますように」という願いを込めた行事。
神社もお寺も、そうした家族の想いをしっかり受け止めてくれる場所です。
だから、「神社しかダメ」「お寺は間違い」といったルールはありません。
お参りする場所は、それぞれのご家庭の考え方や気持ちで選んで大丈夫なのです。
■ 神社とお寺、それぞれの特徴と違い
では、神社とお寺にはどんな違いがあるのでしょう?
「なんとなく違いはわかるけど説明できない…」という方も多いはず。
まずは基本を整理しておきましょう。
神社 | お寺 | |
---|---|---|
祀っているのは | 神さま(八百万の神、日本の神々) | 仏さま(仏教のご本尊、観音さまなど) |
お参りの意味 | 神さまにお願いごとをする | 仏さまに感謝する、心を整える |
祈祷・祝詞 | 神主さんが「祝詞(のりと)」をあげてくれる | お坊さんが「お経」を唱えてくれる |
雰囲気 | 鳥居があり、厳かな空気感 | 仏像やお墓があり、落ち着いた静かな空間 |
どちらも大切なのは「家族の願いを込める場所」であること。
形式にとらわれすぎず、「ここにお願いしたい」「ここで感謝したい」と思える場所を選んでOKです。
■ 神社とお寺、どちらを選ぶ?決めるときの3つのポイント
① 家から近い・行きやすい場所にする
小さな子どもを連れてのお出かけは、想像以上に大変。
「移動で疲れてしまってお参りどころじゃなかった…」なんてことも。
無理なく行ける場所を選ぶのも大切なポイントです。
② いつもお世話になっている神社やお寺を選ぶ
普段から初詣に行っている氏神様の神社や、お墓参りをしているお寺があるなら、そちらでお願いするのも自然です。
「見守ってくれている場所でお参りしたい」という気持ち、きっと伝わります。
③ 祈祷を希望するなら予約が必要か確認
七五三シーズンは祈祷の予約が必要な神社・お寺も多くあります。
希望の日にちや時間をスムーズに決めるためにも、早めに問い合わせてみましょう。
祈祷の内容や金額も場所によって違うので、事前に聞いておくと安心です。
■ 「みんなはどうしてる?」選び方に正解はありません
SNSやママ友との会話で「うちは〇〇神社に行ったよ!」なんて聞くと、ちょっと不安になったりしますよね。
でも本当に大切なのは、「家族が納得できる場所」であること。
- 神社でもお寺でもOK
- 祈祷を受けても受けなくてもOK
- 写真だけでも、写真+お参りでもOK
どこに行くか、何をするかよりも、子どもと家族の気持ちを大切にすることが一番です。
■ まとめ|迷ったときは「家族らしい七五三」を
七五三は、親として子どもの健やかな成長を願う大切な行事。
けれど、「こうしなきゃ!」とガチガチに考えすぎなくても大丈夫。
「どこにお参りする?」
「どんな風にお祝いしよう?」
そんなふうに家族で話し合いながら決めていく過程も、七五三の思い出のひとつです。
神社でも、お寺でも、家族の「ありがとう」と「これからも元気でいてね」がちゃんと届く場所なら、それがいちばん素敵な七五三です。